すごく素敵な人なのに歯が欠けていたり、むし歯で黒くなっていては興醒めです。当人も自覚があるので自然に人前で歯を見せないようになってしまいます。つまり人前で笑ったり話したりすることが少なくなります。

「男の顔は履歴書、女の顔は請求書」などという戯言がありますが、実は「前歯は笑顔のキーポイント」なのです。前歯は犬歯までの上下それぞれ6本の歯で、機能的というよりは審美的な側面に重要な意味のある歯です。

従来は機能的な歯科治療に偏重していましたが、近来は形態美・色彩美・機能美の調和という観点から審美歯科にも重点が置かれるようになってきました。前歯が何らかの外的要因で欠けてしまったり、虫歯になったときの治療法は大きく分けて二つあります。

一つは歯とよく似た色の材料(レジン)を詰める治療。もう一つは歯の形をした冠をかぶせる治療です。それぞれに一長一短はありますが、レジンによる治療法は、むし歯の治療以外にも歯の形を修復することによって隙間をふさいだり、欠損部分を補ったり、歯の無い部分を(前歯も奥歯も可)作ったり、変色した歯を白い色にコーティングしたりすることができます。

従来の歯科治療のイメージは、痛い・削る・抜く・時間がかかる、といったところでしょうか。しかし科学技術の進歩とともに歯科治療も大きく変わりつつあります。その一つが「接着歯学」から生まれた「接着修復法」で、それを可能にしたのが樹脂製の白い修復用の素材(レジン)です。

メリットは、歯のすき間や歯のない部分を補う方法として、ブリッジ、入れ歯、インプラントと並ぶ、有力な治療法であるということ、健康な歯を削ることが少ないので治療が短期間で済むこと、インプラントのように外科手術をすることがないので身体への負担の少ない治療ができること、表面にコーティングすることで白い歯にすることができることなどです。

新しい治療法ですので経験のある審美歯科を選ぶことがポイントになります。他にも外見を綺麗にする治療にはオールセラミッククラウン歯などがあり、最近では料金もそんなに高額ではなくなってきているようです。詳しくはオールセラミッククラウン歯科治療の価格をご覧ください。